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急に土地を相続することに!相続税はいくら?安くするコツは?

2025年06月28日

急に土地を相続することに!相続税はいくら?安くするコツは?

「親から土地を相続したけれど、税金はどうなるの?」
このようなご相談を不動産屋として受ける機会が年々増えています。特に都心部や開発が進む地域では、思っていた以上に相続税がかかって驚かれる方も多いです。今回は、相続税の基本と、土地を相続したときのポイントについて分かりやすく解説します

土地の相続税の求め方

相続税とは

相続税とは、亡くなった方の財産を受け継いだ際にかかる税金です。対象となる財産には、現金や預金はもちろん、不動産(土地・建物)や有価証券、貴金属なども含まれます。

特に土地は評価が難しく、「実際に売ったらいくら」という価格ではなく、路線価や倍率方式で評価されます。

土地の評価額の決まり方【基本】

土地の相続税評価額は、「実際の売買価格」ではなく、国が定めた基準価格をもとに決められます。評価方法には以下の2つがあります。
 

① 路線価方式(都市部や市街地に多い)

道路に面する土地について、**国税庁が発表する「路線価」**を使って評価します。

評価額 = 路線価(1㎡あたり) × 地積 × 各種補正率


例:路線価=25万円/㎡、面積=100㎡、補正率=90%(形状や奥行など)の場合

→ 25万円 × 100㎡ × 90% = 2,250万円
 

② 倍率方式(郊外や農村部に多い)

路線価の設定がない地域では、固定資産税評価額 × 倍率で評価されます。
倍率も国税庁が毎年公表しており、市区町村ごとに異なります。


例:固定資産税評価額=1,000万円、倍率=1.1の場合

→ 1,000万円 × 1.1 = 1,100万円
 
ただし、以下のような評価減が受けられる場合があります:

小規模宅地等の特例(最大80%減額)※後に記載あり
・土地の中に共有持分がある場合
・市街化調整区域など、利用が制限されている土地 

相続税がかかるかどうかの目安

実はすべての人に相続税がかかるわけではありません。

相続税には「基礎控除」があり、

3,000万円+600万円×法定相続人の数  が非課税枠となります。

たとえば、配偶者と子ども2人が相続人なら、

3,000万円+600万円×3=
4,800万円までは非課税です。

この金額を超えた分に対して、相続人で分配をした後に速算表を使用(後に記載あり)し、税率を算出。その税率(10%~55%)に応じて相続税が課されます

基本的な相続の分け方

「法定相続分(ほうていそうぞくぶん)」とは、民法で定められた**相続人ごとの“基本的な取り分”**のことです。
相続人が遺産をどう分けるか決まっていないときの、法律上の目安になる分け方です。

 相続人の組み合わせ  配偶者の取り分  子・親・兄弟の取り分
 配偶者と子ども  1/2  子どもが残り1/2を人数で等分
 配偶者と被相続人の親  2/3  親が1/3(両親で等分)
 配偶者と被相続人の兄弟姉妹  3/4 兄弟が1/4(兄弟で等分) 
 配偶者のみ(他に相続人なし)  全額  ー
 子どものみ(配偶者なし)  ー  子どもで全額等分

 

法定相続分はあくまで「目安」。実際の分け方は、以下の方法で変えることができます:

・相続人全員で遺産分割協議して決める
・被相続人が遺言で指定しておく


ただし、相続税の計算上は一度「法定相続分で分けた」と仮定して税額を出すルールがあります。

これをもとに「速算表」で税額を出し、実際の取り分に合わせて税額を配分する仕組みです。 

土地の相続税を節税する6つの方法

① 小規模宅地等の特例【最大80%評価減】

■ 内容

被相続人(亡くなった人)が住んでいた土地や事業用地について、一定の条件を満たせば、相続税評価額が最大80%減額されます。
 

■ 減額割合と面積上限
 
 用途 減額割合 上限面積
 自宅用地 80% 330㎡まで
 事業用地 80% 400㎡まで
 貸付用地 50% 200㎡まで


 


■ 適用条件(例:自宅の場合)

  • 相続人が引き続きその土地に居住する(配偶者は無条件でOK)

  • 被相続人が亡くなるまで住んでいた

  • 相続税申告を期限内(10か月以内)に行う
     

■ 節税効果の例

評価額5,000万円 → 80%減 → 1,000万円に圧縮

② 配偶者の税額軽減【最大1億6,000万円まで非課税】

■ 内容

配偶者が財産を相続する場合、以下のどちらか多い方まで相続税がかかりません

・法定相続分まで
・1億6,000万円まで
 

■ ポイント
・ 不動産を含むどの資産でも対象
・ 
配偶者が高齢の場合、二次相続に備えて資産配分のバランスも検討を
・基礎控除の後に算出される 

③ 相続税の基礎控除【誰でも使える非課税枠】

■ 内容

相続税には、誰にでも使える非課税枠=基礎控除があります。

3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数

■ 例

相続人が3人(配偶者+子2人) → 3,000万円+600万×3=4,800万円まで非課税

④ 不整形地・高低差・接道などの「補正」【現地確認がカギ】

■ 内容

土地の形や使い勝手が悪いと、評価額が自動的に減額される補正制度があります。

 補正項目  内容  節税の可能性
 不整形地  変形した土地  評価額5~30%減
 奥行長短  奥行が極端に短/長い  数%減
 間口狭小  間口が狭い  数%減
 セットバック  道路後退義務あり  該当部分は無評価
 道路接道なし  建築不可の土地  大幅に減額(評価ゼロも)

■ 注意

  • 路線価評価の場合のみ有効

  • 現地を見て正確に判断が必要。不動産会社の同行が有効

⑤ 倍率方式の土地で固定資産税評価額が低い場合

■ 内容

倍率方式(=固定資産税評価額×倍率)で計算する地域では、そもそもの固定資産評価額が低いほど節税に有利です。

■ 節税アプローチ

  • 役所に申請して評価額の見直しを依頼できる場合もある(要理由)

  • 敷地内に利用困難な部分(傾斜・段差など)があれば指摘することで評価を下げられる可能性あり

⑥ 生前対策(生前贈与・共有名義化・法人化など)

■ 内容

生前から少しずつ土地の一部を贈与したり、相続人と共有にしておくことで、将来の相続税を分散・圧縮できます。

■ よく使われる対策例

  • 暦年贈与(年間110万円まで非課税)

  • 相続時精算課税制度(2,500万円まで非課税贈与)

  • 土地を法人名義に変えて個人財産を圧縮

■ 注意点

  • 税務署のチェックも厳しくなっており、税理士と相談しながら進める必要があります。

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