「物価も上がっているし、今は家を売るべきではないのだろうか……」 「建築費が高くなっていると聞いて、住み替えに踏み切れない」
インフレや建築資材の高騰といったニュースを日々耳にするなか、裾野市や周辺エリア(長泉町・御殿場市・三島市など)で不動産の売却や住み替えを検討されている方の多くが、このような不安を抱えています。
結論からお伝えすると、建築費高騰やインフレが続く「今」こそ、中古一戸建てや土地の売却において大きな追い風(チャンス)が吹いています。
この記事では、インフレと建築費の高騰が裾野エリアの不動産市場にどのような影響を与えているのか、そして売主様が損をしないための具体的な売却戦略を、地元密着の専門家が分かりやすく解説します。
世界的なインフレや人件費の上昇を背景に、マイホームの建築費(坪単価)は高騰を続けています。この状況は一見、不動産市場にとってマイナスに見えるかもしれませんが、実は「中古物件を売りたい方」にとっては非常に有利な状況を作り出しています。
新築で注文住宅を建てようとすると、予算を大幅にオーバーしてしまうケースが増えています。そのため、購入希望者の目線が「新築」から「予算を抑えて購入できる中古一戸建てやマンション」へとシフトしているのです。
特に、以下のような条件を兼ね備えた物件は、現在市場で非常に高い人気を集めています。
・リフォーム・リノベーションのベースとして優秀な物件
・新築よりも手頃な価格で手に入る、築浅の中古一戸建て
建築費が高いからこそ、土地の仕入れコストを抑えたいという買い手(個人・分譲業者)のニーズがあります。「土地が広すぎて売れにくいかも」と思われるような裾野市内の敷地であっても、車社会であるこの地域では「並列で3台以上駐車できるスペースが作れる土地」として、非常に強いアピールポイントになります。
一般論だけでなく、私たちの暮らす裾野市・長泉町・御殿場市・三島市の実態に目を向けてみましょう。このエリアには、インフレ局面でも底堅い需要を維持できる特有の強みがあります。
裾野市周辺は、大手自動車メーカーの先端技術実証都市(ウーブン・シティ)をはじめ、多くの工場や企業が集まる「ものづくり」の拠点です。雇用が安定しているため、職住近接を希望するファミリー層からの住宅需要は依然として高い水準を維持しています。
三島駅からの東海道新幹線を利用した都心への通勤圏でありながら、富士山を望む豊かな自然と、長泉町を筆頭とする手厚い子育て支援環境が整っています。インフレによって都心のマンション価格が高騰しすぎた結果、地方移住やUターン・Iターンを検討する層の受け皿として、裾野エリアの注目度は高まっています。
インフレ耐性があるエリアとはいえ、ただ売りに出すだけでは高値売却は狙えません。時代に合わせて柔軟に対応する必要があります。
建築費が高騰している現在、買い手は「どれだけ追加費用をかけずに住み始められるか」を重視します。「駐車スペースが広い」「外壁塗装を数年前に終えたばかり」「富士山の眺望が良い」など、次の買い手にとってリフォーム費用や付加価値を抑えられるポイントを明確にアピールしましょう。
もし売却後に新しい住まいへの住み替えを検討されている場合、インフレ局面では「先に今の家を売却して資金を確定させる(売り先行)」のが安全です。建築費の変動を見据えながら、自己資金の計画を狂わせないための重要なリスクヘッジとなります。
大手一括査定サイトなどで提示される機械的な査定額だけでは、裾野エリアの「車社会における駐車場の重要性」や「周辺企業への通勤利便性」といった細かな付加価値は反映されにくいのが実情です。地域のリアルな需要を肌で知っている会社選びが、売却成功の最大の鍵となります。