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土地は方角によって価値が変わる!?自分に合ったお得な土地を探そう!

2024年05月27日

土地は方角によって価値が変わる!?自分に合ったお得な土地を探そう!

「家を建てる時は南向きの土地を探せ」なんて言葉を聞いたことはないでしょうか。

日本では日当たりのいい南向きの土地が特に好まれますが
南向きの土地はやはり高値になりがち。どんな土地でもメリットデメリットがあり、
ライフスタイルや希望の間取りによっては他の方角の土地の方が自分にあっていたというケースも多いです。

今回は間取りについても触れつつ、そんな各方角の特徴を見ていきましょう。
 
この記事で分かること

○各方角の土地の特徴 
○方角別の土地の価格 


各方角の土地の特徴

東向きの土地の特徴

メリット
○午前中の明るさ
東側に窓を設けた場合は早朝から気持ちの良い日差しが室内に差し込みます。朝の日差しを浴びることで体内時計がリセットされ健康的な一日がスタートできるでしょう。 
また朝から日中にかけては自然光を取り入れやすく、部屋が明るくなります。

○夏の過ごしやすさ
夏はどうしても室内が暑くなりがちですが、午後の特に強い日差しが当たりにくいため、比較的涼しく過ごしやすいです。
 
デメリット
●夕方以降の暗さ
夕方になると日が当たらなくなり、部屋が暗くなります。
南側に隣家がある場合は正午以降から日当たりが悪くなることも想定されます。
洗濯物は早い時間に干し、南側の隣家との距離をとって建築することが望ましいです。 

●南側に隣家がある場合プライバシーの確保が難しい
南東側に広いLDKを持ってくる間取りが人気ですが、
南側に隣家があるとプライバシーの確保が難しくなります。 
隣家と窓の位置をずらしたり、塀を作るなどの対策をするといいでしょう。

 

西向きの土地の特徴

メリット
○夕日が入る
夕方の日差しが入り、午後から夕方にかけて明るい部屋を楽しめます。
日が当たる時間が長いことから洗濯物を遅めの時間から干し始める方も多いです。 
また冬場も日が入る時間が多いため比較的暖かく過ごせます。  

○プライバシー性が高い
西向きのお家では道路面から離れた南側もしくは東側にLDKとベランダを持ってくることが多いです。
南側か東側にLDKやベランダを設けているお宅が多いため、道路面から離れている点、周囲や隣家と目線が合うことが少ない点からプライバシー性が高いと言えます。ただし、南側の隣家によっては東向きの土地と同様に対策が必要となります。

デメリット
夏の日差しによる暑さ・日焼け
西陽がおうちの中まで射すことで室内が明るいのはメリットですが、窓の採り方によっては夏場の午後の強い日差しにより、部屋が非常に暑くなり、冷房費がかさむことがあります。また、強い西日によって家具やカーテンが日焼けすることがあります。

●南側の隣家との距離が近いと日当たりが悪い
南側の隣家との距離が近いと朝から昼にかけて日が入らないため日当たりが悪くなり、たとえ、南側にLDKを配置しても暗いLDKになりがちです。もし隣家がギリギリまで迫っている場合は、LDKに抜き抜けを作って採光を確保してみましょう。

 

南向きの土地の特徴

メリット
○日当たりが良い
南向き土地の魅力はなんといっても、日当たりの良さです。
日中を通して明るい光が南側から採ることが出来るので、明るい光を家に取り込むことができるのが南向きの土地の一番のメリットです。

○洗濯物が乾きやすい
南向き土地の場合、バルコニーを南に配置することが多いです。そのため、太陽の光がしっかりと当たりますので、早く乾くだけでなく殺菌効果も高いです。

○庭と一体感のある外観デザイン
建物の南側に樹木や芝生などを植えるため、緑と調和した外観が演出できます。

○照明代が節約できる
南向き土地の場合、リビングを南に配置することが多いです。そのため、晴れている日は、照明を付けなくてもリビングは十分に明るいです。電気代を節約することができます。

デメリット
夏の暑さ・日焼け
夏場は直射日光が室内に入り込み、最も暑くなりやすく、冷房費がかかりやすいです。
また長時間の直射日光により、家具や床が日焼けにより劣化しやすいです。
 
●プライバシーの確保が難しい
南側にLDKを配置する場合、道路側からLDKが丸見えになってしまうため、プライバシーの確保が難しいです。植栽や塀で目隠しをしたり、窓の位置を高くするなどの対策をしないとせっかくのLDKのカーテンをずっと締めきることになってしまいます。

●車の騒音
LDKが南側にある場合は、道路から近いため車の騒音が気になるという声もあります。  
特にお子さまにいるご家庭ではお昼寝中のお子様が起きてしまったりすることもあるようです。 

 

北向きの土地の特徴

メリット
○安定した光
北向きの土地は直接日光が入らないため、一年を通して安定した明るさが保たれるのが特徴です。室内で明るい場所と暗い場所が分かれるといったことも少ないため、全体的に家具の日焼けは少なく寿命が延びやすいです。車好きの方には車は日焼けしにくいという点で北向きの土地を選ばれることも多いです。また、日差しが直接入らないため、夏場は室内が涼しく、冷房の効率が良いです。

○眺望の確保
南側に庭や窓を配置することで、日当たりの良いスペースを確保し、リビングなど主要な部屋を明るくすることができます 。

○プライバシー性・安全な遊び場の提供
西向きの土地と同様に、北向きの土地もプライバシー性が高いと言えます。南側に庭を設置することで、庭を道路が家を挟んで反対方向になるため、子どもが庭で遊んでるときに道路に飛び出す危険性が低く、安心して見守ることができます。

デメリット
●日照時間の不足
冬場は日中の太陽光が少なく、室内が寒くなりがちで暖房費がかさむことがあります。また日が当たらないことで湿気がこもりやすく、結露が発生しやすくなるため定期に換気をしたり、除湿をするとよいでしょう。断熱性能の高い住宅だと、室内外の温度差が小さくなり結露予防にも繋がります。また2階にLDKを持ってくる間取りも採光が取れるため人気です。

庭の活用
庭に日光があまり当たらないため、ガーデニングの際には日影を好む植栽を植えたり、日影が似合う和風なお庭を目指すとよいでしょう。
北向きの土地の間取り例

方角別の土地の価格

土地の価格

上の図にもあるように各方角別の土地の価格は下記のようになっています。
※()内は基準が2000万円の土地の場合の価格の例です 

東:基準値(2000万円)
西:基準値(2000万円)
南:10%程度↑(2200万円)
北:10%程度↓(1800万円)

北東角地:10%程度↑(2200万円)
北西角地:
10%程度↑(2200万円)
南東角地:
30%程度↑↑↑(2600万円)
南西角地:2
0%程度↑↑(2400万円)

旗竿地:
30%程度↓↓↓(1400万円)
 

 

土地の価格は同じ分譲地内の場合、基本的に日当たりと連動して価格が変動しています。例えば基準が2000万円の土地の場合、採光がしづらい旗竿地と最も日当たりがいいとされる南東角地では同じ分譲地内であるにも関わらず1200万円もの差があることもあるのです。
 




 
前述からもわかるとおり、 間取りによって日当たりのよい家を建てることはできます方位にこだわらず、その土地にどんな家を建てるのかを意識して選ぶことが、自分に合ったお得な土地を購入する1番のコツといえるでしょう。

 
 

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