家を建てる時の第一関門である「土地探し」
情報サイトにはたくさんの土地が並んでいるけど、どんな土地がいいのか。悩みますよね。
土地はとっても高いお買い物。
お買い得な土地を見つけるためにはどんな土地がいい土地なのかを知っていないといけません。
今回は「良い土地」について深堀りしていきたいと思います。
この記事で分かること
○良い土地を見極める4つのポイント
○土地探しでよくある後悔と注意点
良い土地を見極める4つのポイント
①位置
土地は様々な視点を踏まえて価格設定されますが、その中でも「位置」は土地の価値を大きく変動させる要因の1つです。田舎と都内の一等地では同じ面積でも地価が全く異なりますよね。土地の位置を決めるうえでのポイントは次のようになっています。
<交通アクセス>
交通の便が良い場所にある土地は、通勤や通学が便利であり、生活の負担が軽減されます。
鉄道やバスの駅、主要道路へのアクセスが容易な場所は、移動の手段が豊富であるため、生活の利便性が高いと言えます。
<安全性>
犯罪率が低い地域にある土地は、住環境として安心感があります。交通事故の発生率が低い場所や、街頭があり夜間でも安心して歩ける地域、防犯設備が整備されているエリアも安全性を高めます。
<公共施設や生活施設の近く>
学校や市役所、図書館、公園などの
公共施設がある地域は、地域のコミュニティ活動やイベントが盛んな場合があります。そのため、地域の人々と交流する機会が増え、豊かな人間関係を築くことができます。
また、スーパーマーケット、医療施設など、
生活に必要な施設が近くにある場所は、日常の買い物や子育て、健康管理などがスムーズに行え、商業施設やレストランなどが周辺にある場合、娯楽やレジャーも手軽に楽しめます。
施設の充実度や利便性が高いほど、土地や建物の需要が高まるため、不動産価値が高い傾向があります。
<方角> 土地を選ぶ際に方角は重要な要素の一つです。
方角によって日照や風通しが異なり、住宅や庭の利用性や快適性に影響を与えます。
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土地は方角によって価値が変わる!?
②地勢
地勢とは、山、谷、平原、台地などのさまざまな地形要素によって特徴付けられた地球表面の地形や地理的な配置のことを指します。代表的な地勢のいい土地としては
平坦な土地があげられることが多いです。ではなぜ平坦な土地は地勢がいいことが多いのかを見ていきましょう。
<建設の容易さ>
平坦な地形の土地は、建物や道路の建設が比較的容易です。地形が平らな場所では、地盤改良の必要性が低く、建築コストが抑えられる傾向があります。
<防災性>
地震や洪水などの自然災害のリスクが低い地形は、住宅を建てる上で安全性が高いと考えられます。平坦な地形や高台に位置する土地は、洪水や土砂崩れなどのリスクが比較的低い傾向があります。
<利便性>
地勢が平坦な場所は、歩行や自転車などの移動手段が利用しやすく、住環境として便利です。
ただし、平坦な土地だから必ず地勢がいいとは限りません。地盤調査やハザードマップの確認はしっかりと行いましょう。また、美しい景観を持つ土地は、生活環境として魅力的です。平坦ではない土地でも、山や川、湖などの自然要素がある土地は、自然の美しさを楽しむことができます。
③環境
<健康>
環境の良い土地は、健康的で安全な生活環境を提供します。大気汚染や水質汚染が少ない場所は、呼吸器疾患や感染症のリスクが低く、安心して暮らすことができます。またウォーキングやランニング、ハイキング、サイクリングなど運動に適した環境や体育館などの施設が近くにある場合は運動習慣による体力増加やストレス軽減が期待できます。
<自然の美しさとリラックス>
自然環境が豊かで美しい土地は、リラックスした生活を送ることができます。森林や公園、湖や海が近くにある場所は、自然の景色や新鮮な空気を楽しむことができます。
自宅で落ち着いた暮らしがしたい方は土地選びの際に騒音状況なども確認し、郊外の落ち着いた土地や静かな住宅街などを選ばれるのがおすすめです。
健康で心落ち着く生活には周辺環境がとても大切です。
実際に現地に行かないと気づけない点も多くあるので、気になる土地があれば一度見に行ってみるのがいいでしょう。
④法律や規制に基づく条件
<建築基準法への適合>
建築基準法ではその土地の面積に対して建物が占める割合(建ぺい率)や建物の高さなどの様々な規定があります。そのため、自分が建てたい家が本当にその土地で建てれるのは事前に確認が必要です。また、建物が密集している地域では防火地域として定められているところもあります。防火地域では建物を建築する際に建物の防火性が求められるため、使用可能な資材が決められていたり、建築費用が割高になりがちなため、その土地の建築基準によっては予算面での注意も必要です。
<土地利用の制限の確認>
土地利用の制限や規制を確認することは、将来的な土地利用の計画を立てるために重要です。用途地域や建築制限、環境保護区域などの規制がある場合、土地の利用方法や建物の設計に制約が生じる可能性があります。
土地の所有権が明確であるかどうかを確認することは、土地購入の重要な要素です。所有権に関する曖昧な点や紛争がある場合、土地の取引が困難になったり、法的なトラブルが生じる可能性があります。
法的要因を確認することは、将来的な財産価値を保護するためにも重要です。法的問題がある土地は、再販価値や投資価値が低下する可能性があるので注意しましょう。
土地探しでよくある後悔・注意点
希望する家が建てられなかった
上にも書きましたように、土地を買ったからといって、なんでも自由に建築できるというわけではありません。「家の大きさが制限されて予想より低い家になってしまった」「目の前に消火栓があり車庫を作らなければいけなくなってしまった」など思いもしなかったところで理想の家から離れてしまう要因がでてくることは多々あります。
対策としては、不動産会社に「建築条件にかかわりそうな点がその土地にあるか」質問してみましょう。また建てたい家のデザインが明確に決まっており建築会社も決まっている場合は、その建物を建てられる土地であるかどうか建築会社に確かめてから購入するといいでしょう。
予算オーバー
土地を探すにあたり土地価格のみに注目しがちですが、
安価な土地では付帯工事が高くなることがよくあります。
付帯工事には以下のようなものがあります。
○地盤の調査や土地によっては地盤改良工事
○電気、ガス、水道を敷地内に引き込む工事
○残置物や立て替えの場合の解体費用 など
もとが田んぼや埋め立て地など地盤が緩いことが予想される地域や崖条例がある土地では土地価格が安くても地盤改良工事や擁壁工時等で数百万円予算が増えてしまったりすることもあります。
付帯工事まで含めて土地価格と思って土地探しをすると良いでしょう。
周辺環境の悪さ
実際に住んでみると周辺環境が思っていたより良くなかったという声も多く聞きます。「昼間は日当たりも良く静かで最高の土地に見えたのに、夜間になると街灯が少なくて暗く治安の悪さが気になる」や「幹線道路の近くでは車の音が気になって眠れない」、「冬に見たときは気にならなかったけど夏は異臭がする」といったケースもあります。
買いたい土地の地域が事前に決まっている場合は、市の「住民の声」 や事前に周辺を歩いてみたりしてその土地の雰囲気をつかんでおくといいでしょう。また、土地が決まったら平日と休日の昼と夜両方の様子を見ておくと後悔が少ないです。
日当たりや水はけの状態については更地の状態のときに完璧に把握するのは難しいため、必要ならば不動産業者や建築会社などの専門家に確認してください。
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隣人トラブルを回避するためのポイント
他の人に先を越された
希望の条件にあった土地を見つけ購入を検討していたが、悩んでいるうちに他の人に買われてしまったということがあります。希望の条件にあった土地というのは、他の人の希望条件にも当てはまることが多いので、先に購入されてしまうというケースが多いです。
良い土地を待つのには時間がかかります。良い土地を見つけた時にスムーズに申し込みができるように土地購入のスケジュールを事前に確認しておきましょう。
>>家探しをはじめる前に知らないと後悔‼購入までのタイムスケジュール
素敵な暮らしのスタートは、理想の土地からです。ただし大切なのは、「自分にとっての理想」を追求しすぎないこと。許せる範囲で妥協も入れつつ、家族が生涯幸せに暮らせる土地を探しましょう。
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